Dan Takahashi 高橋ダン
管理人も普段からお世話になっている「高橋ダン」さんのYouTubeチャンネルから、「チャート分析の基本 RSIの使い方」という内容で、「初心者向け」の動画を紹介します。
管理人も改めて勉強になる内容でしたので、ぜひご視聴してみてください。
- 01:33 RSIの定義?
- 05:05 RSIの計算方法?
- 08:00RSIの使い方を誤解するな?
- 15:00 英語バージョン、ツールバーで字幕付けてね!
(以下、管理人の復習用メモ書き)
※動画の内容のほんの一部しか伝えられません。正しく理解して学びを自分のものとするためにも、必ず元動画をチェックすることをおすすめします。
①RSI(Relative Strength Index)とは?
RSI(Relative Strength Index)はテクニカルの手法の1つで、相対的な相場の強弱を測るもの。
上昇変動と下落変動のどちらの勢いが強いのかを測定する、テクニカル分析の代表的な指標。
テクニカル分析とは何か
「テクニカル」とは投資判断をする際に使用する分析手法の1つ。
投資分析の手法は大きく分けて、「ファンダメンタル」と「テクニカル」の2つ。
「ファンダメンタル」とは伝統的な分析手法で、企業業績、マネジメントなどの情報を基にした分析。ウォーレン・バフェットなどが実践している、長期的な投資に向いている手法。
ただし、ファンダメンタルは、今の投資の世界では難しい。かつてウォーレン・バフェットが投資を始めた時代はファンダメンタルがやり易かった。なぜかというと、いまほど情報が溢れていなかったから。
いまではほとんど全ての情報がインターネットで瞬時に広まってしまう。もちろん、インターネットにない情報もあり、中小会社とか未上場の会社であればファンダメンタルはまだまだ利点がある。一方で、それ以外の大手企業や為替、コモディティなどに対してはファンダメンタルの利点はないと思っている。
そこで、テクニカルを使うことが大事。特にテクニカルは短期的に使いやすい。そのテクニカル分析の手法の1つが今日紹介する「RSI」。
RSI(Relative Strength Index)とは
RSI(Relative Strength Index)とは、J. Welles Wilderが作ったモメンタムオシレーター(スピードと変動を計るテクニカルツール)のこと。
実際のチャートを見てみる。これはマクドナルドのチャート。下部にRSIが表示されている。
30以下が過小評価で70以上が過大評価されているということを示す。「30以下になれば短期的に買う、70以上になれば短期的に売る」というのが一番ベーシックな使い方となる。
②RSIの計算の仕方
以下がRSI(Relative Strength Index)の計算式。
※「RSI」の算出を詳細に理解したい方は、元動画5:20~8:30を参照ください。
まずRSは、前14日間の「 平均上昇率 / 平均下落率」で求められる。
平均上昇率Avg GainはGain(上がっている日)の平均で、平均下落率Avg LossはLoss(下がっている日)の平均。そのAvg GainとAvg LossによってRSが計算される。
そして、RSを先程の上の式に当てはめるとRSIが出来上がる。
なので、この計算の元はGainとLossであり、この数値が前の日に上がっているのかどうなのかで決まる。価格ではなく成長率で計算されることがポイント。
また、RSIは14日分を計算するため15日後に初めて値が算出される。
③RSIの使い方
これは本当に誤解している人が多い。自分の経験から、ウォール街の人も誤解している人が多い。
例えば、金のチャートを見てみる。RSIは下部の黄色のチャート。50が基準となり、70と30の間に少し色が付けられていることが分かる。
例えば、金のRSIは7月22日辺りで70を突破した。しかし、ここで売るという判断は完全に間違っている。また、そこで空売りした場合はものすごく損をすることになった。
また、以前に70を超えた時もそこからチャートは上昇した。
では、どうやって使えば良いのか。多くの人はこれを、投資タイミングを測る道具として使っていると思う。過小評価されている時(RSIが30以下)に買い、過大評価されている時(RSIが70以上)に売ろうと考えている。
しかし、自分はタイミングを測ることは好きではない。タイミングするよりトレンドに乗れば、それだけで十分にお金が稼げる。しかもその方がリスクはかなり低い。シャープレシオも上がる。これが、プロフェッショナルのやり方だと覚えてほしい。
タイミングを測る方法は一般人が多くやっているが、リスクリワードが良くない。
自分のやり方では、平均の50を基準として、RSIが50を割る時、50以上にいく時に注目する。そこでトレンドが変わってくるかもしれない。そういう時に波に乗って投資する。
つまり、50を転換点としてトレンドの波を見つけるというのが正しい方法だと思う。これと組み合わせて、「MACD」か「ストキャスティクス」も分析してトレンドに乗るというのが正しいやり方。