ハイテク株投資はまだ間に合う⁉”Is Microsoft Stock A Top Investment Right Now?”

コロナ禍におけるハイテク株の上昇は凄まじいものでしたが、株価は既に上がりきってしまったのでしょうか。それとも、まだまだ上昇が続くのでしょうか。海外の有名ブロガーの分析を紹介します。

記事概要

要約

COVID-19のパンデミックの間、多くの勝者と敗者がいましたが、ビッグ・テックは全体的にその強い需要のおかげで繁栄を続けています。しかし、ビッグ・テックが史上最高値を更新する中、多くの人々は依然として投資対象に入れても良いのか疑問視ししています。

マイクロソフト（NASDAQ: MSFT）は、世界で最も信頼性の高いハイテク企業の１つであり、多くの投資家にとって魅力的な株式です。

マイクロソフトはCOVID-19にどのように対処してきたか？
マイクロソフトはパンデミックにかなりうまく対処し、予想を上回る第4四半期の決算を発表しました。第4四半期の総収益は13.6％増の1430億ドル、純利益は112億ドルとなりました。クラウド事業がこの成長を牽引し、2020年度の売上高は前年の381億ドルに対し、500億ドル以上の貢献しています。

クラウド市場は常に成長しており、当面はそれが続くと見られているため、これは同社にとって大きな推進力となっています。また、同社は将来に向けた投資も積極的に行っており、2020年度には193億ドルを研究開発に投入しています。

他のビッグテック銘柄との比較
大手テック企業はパンデミックの影響を大きく受け、株価が大幅に上昇しています。

アマゾンは今日まで明確な勝者でした。ある時点では、同社の株価はパンデミックの初期の落ち込みから2倍になっていました。アマゾンは、人々が家に閉じこもっている間に、ワンストップショップの電子商取引市場をリードしてきたことから恩恵を受けてきました。クラウドとデジタル広告事業も順調に成長しており、直近の四半期報告では、北米の売上高は43.4%増の554.4億ドルとなり、オンライン食料品の売上高は3倍に増加しました。

フェイスブックとグーグルは、デジタル広告の収益が当初の落ち込みから回復し、株価も大幅に上昇しています。

最後に、Netflixは、他のストリーミングプラットフォームとの競争が激化しているにもかかわらず、人々が家にいてオンデマンドコンテンツを消費することに大きな恩恵を与えてきました。2020年上半期にNetflixは2600万人の新規有料加入者を追加し、2019年全体の2800万人の新規加入者に達する見込みです。

株価のモメンタムはどうなっているのか？
株価の観点から見ると、マイクロソフトはパンデミックが始まった際の一次的な下落以降、一貫して成長を続けています。株価はこの期間に約55%上昇し、9月の初めにはほぼ233ドルの史上最高値を記録しました。

その後、株価はわずかに下落していますが、冬が近づくにつれCOVID-19に関する不確実性が高まっていることや、米国大統領選挙の影響で、市場の他の部分とほぼ同水準となっています。

現在も依然として良い投資先と言えるか？
マイクロソフトは現在も良い投資先の1つであると言えるでしょう。より多くの人々が在宅で仕事をするようになり、マイクロソフトのようなハイテク企業は、この移行を大きく支援することができます。

同社が強みを持つクラウドコンピューティング事業は今後数年で大きく成長すると思われます。市場は不安定な状況が続いていますが、株価が今よりも下落すれば、マイクロソフトはさらに魅力的な投資先となるでしょう。

著者

Andrew O’Malley