BANK ACADEMY / バンクアカデミー
- 新NISAを利用するならSBI証券とマネックス証券、どちらがおすすめかについてお話しします。この質問はよくいただくので、気になる方も多いと思います。そんな方に、この動画では、これから新NISAを利用する際、SBI証券とマネックス証券、どちらがいいかを比較します。
- では、このパートで、新NISAをSBI証券とマネックス証券、どちらで利用するかについて話をしてきます。まず、結論からお伝えしますと、新NISAを利用する際には、SBI証券とマネックス証券の主な比較は以下の通りです。
- ポイント還元は、常時1.1%のクレジットカード積立がある。マネックス証券が強いが、SBI証券もゴールドなら優勢となるケースもある。
- 手数料体系は、米国株投資をするなら、為替手数料の面で水深SBIネット銀行を経由して安くできるSBI証券が有利。
- 連携するサービスでは、SBI証券は注目のオリーブがある。
- 使いやすさは、マネックス証券の方が若干良いとは思うが、クレジットカード積立に関しては、SBI証券のアプリは使いやすい。
- この結論をもとに、新NISAを利用する際には、SBI証券とマネックス証券を丸ごと比較します。
- こんな質問をよくいただきます。「2024年からの新NISAに向けて、最近人気のSBI証券を利用しようかと思っていますが、ポイント還元で言うと、マネックス証券の方が有利な気もするので、改めて比較をしてもらえますか?」
- 確かに、2024年からは新NISAが始まるので、大きな注目が集まっています。主な変更点をおさらいしておくと、まずは、投資可能期間と非課税期間。こちらは、いずれも無期限化されます。次に、年間の非課税枠。従来の積立NISAは年間120万円、従来の一般NISAは年間240万円と大幅に増えます。そして、生涯投資枠。こちらは1800万円。そのうち、従来の一般NISAの枠である成長投資枠が1200万円。最後に、積立NISAと一般NISAの併用についても可能になります。このように、すでに積立NISAや一般NISAを利用している人は、特段の手続きは不要で、2024年に新NISA講座が自動で開設されるため、今年2023年における証券会社選びが一層大事とも言えます。
- では、先ほどの質問への回答をしていきますが、ネット証券主要3社の最新のポイント還元を比較しておきました。楽天証券は、昨年ポイント還元の変更が続いたこともあり、現状はSBI証券やマネックス証券が人気なので、両者を比べていきます。比較する点は以下の通りです。
- ポイント還元
- 手数料の体系
- 連携するサービス
- 個人的な使いやすさ
- まずは、両者のポイント還元を比較。こちらがSBI証券とマネックス証券におけるクレジットカード積立の還元率や、投資信託に関するポイント還元の比較です。
- まず、クレジットカード積立は、SBI証券は0.5%から5%。これは後で解説します。一方、マネックス証券も後ほど紹介しますが、クレジットカード積立は常時1.1%の還元とかなり優秀です。続いて、投資信託保有のポイント還元率は、SBI証券は銘柄によって異なりますが、人気どころの商品だと0.03%から0.04%。マネックス証券も銘柄によって異なり、eMAXISSlimでは0.03%。クレジットカード積立は、SBI証券は普通のカードだと0.5%の還元なんですが、一方のマネックス証券は常時1.1%なので、だいぶ有利と言えます。ただし、東進保有の還元率は、SBI証券の方が若干有利ですが、これは一見微々たる差に見えるんですが、投資元本が大きくなるにつれて大きな差になるので、それもまた後ほど解説します。
- そうしたら、先にSBI証券のポイント還元から知っておきましょう。SBI証券のクレジットカード積立は、現状、カードの種類によって0.5%から5%の還元があるんですが、例えば、こちらの三井住友カードプラチナプリファードでクレジットカード積立を行うと、なんと5%のポイント還元があるので、月5万円、年間60万円の満額積み立てて年3万ポイントの獲得となります。
- しかし、このカードは年会費が33000円とかなり高いので、クレジットカード積立だけの選択肢としてはやや厳しいと思います。一方、普通の三井住友カードと0.5%の還元なので、月5万円の積み立て、毎月250ポイント、年3000ポイントの還元となります。このカードだと年会費は無料です。
- しかし、先ほどの普通の三井住友カードだと0.5%の還元ではあるところ、僕も使っているこちらのゴールドカードなら1%還元がもらえるので、ゴールドカードを検討してみるのもありでしょう。月5万円の積み立て、毎月500ポイント、年間6000ポイントの還元となります。
- ゴールドカードは年会費が5500円かかりますが、年100万円の利用で、翌年以降は永年無料となるため、年100万円利用の方法として、日常の支払いを極力ゴールドカードで支払って、その上で、この100万円量はAmazonギフト券のチャージも対象なので、Amazonを普段から利用する方には最適です。
- ただし、今回のクレジットカード積立分は年100万円量の対象外なので、注意してください。このように、SBI証券のクレジットカード積立は、ゴールドカードなら1%の還元がもらえることをまずは覚えておきましょう。
- また、これも知っておいてほしいんですが、SBI証券の場合、米国株式の場合、為替手数料については、SBIネット銀行を経由して、安くできるというメリットがあります。例えば、1ドル=110円の時に、1万ドル分の米国株式を買ったとすると、SBI証券を経由すると1万1000円分の手数料がかかりますが、SBIネット銀行を経由すると、わずか4400円程度の手数料で取引ができます。このように、SBIネット銀行を経由することで、米国株式の取引手数料を抑えることができます。
- 次に、連携するサービスについてですが、SBI証券は注目のオリーブがあります。オリーブとは、SBIグループの各種サービスを連携させて、ポイント還元率をアップさせることができるサービスです。具体的には、SBI証券の口座開設と同時に、SBIグループのクレジットカードや銀行口座を開設すると、ポイント還元率がアップするというものです。このように、SBIグループの各種サービスを利用することで、ポイント還元率をアップさせることができるので、積極的に活用していきましょう。
- 最後に、個人的な使いやすさについてですが、マネックス証券の方が若干良いと思います。ただし、クレジットカード積立に関しては、SBI証券のアプリは使いやすいというメリットがあります。また、SBI証券では、クレジットカード積立に関して、自動的に毎月の引き落としを設定することができるので、手間がかからず、簡単に投資を始めることができます。
- 以上が、SBI証券とマネックス証券の主な比較についての解説でした。新NISAを利用する際には、自分にとって一番メリットがある証券会社を選ぶことが重要です。また、2024年からの新NISAに向けて、早めに準備をしておくことも大切です。特に、クレジットカード積立に関しては、ポイント還元率が大きく影響するので、自分にとって一番有利なカードを選ぶことが重要です。