第242回 【初心者向け】年利4%の外貨建てMMFってアリ?メリット&デメリットを解説【株式投資編】(動画)

第242回 【初心者向け】年利4%の外貨建てMMFってアリ?メリット&デメリットを解説【株式投資編】(動画)

両学長 リベラルアーツ大学

  • 今日のテーマは初心者向け年齢4%の外貨建MMFです。メリットとデメリットを解説します。
  • MMFは次の頭文字を取った言葉です。マネーのM、マーケットのM、ファンドのF。略してMMFです。最近ドル建てMMFの利回りがいい感じになっています。SBI証券とか楽天証券で買えるものを見ると、ざっくり4%前後っていう感じでしょうか。で、こういう状況なので質問が増えてきました。学長、外貨建てMMFってどうなんですか?これですね。というわけで今日の動画では、外貨建MMFって何、外貨建てMMFのメリットデメリット、外貨建てMMFの使いどころ、この3点について解説します。MMFなどで難しそうな言葉を聞くとそれだけで嫌になりますよね。でも大丈夫です。初心者向けにできるだけわかりやすく簡単に説明します。今日の動画の内容も絶対に知って損のないお金の知識です。
  • 外貨建てMMFって何?まずここからですね。パーツを2つに分解して解説します。外貨建てとMMF。この2つですね。まず外貨建てっていう点について、このファンドは米ドルやユーロ、南アフリカランド、トルコリラなどの外国通貨、つまり外貨で運用されています。我らがジャパニーズ塩で運用されているわけじゃないよってことです。次にMMFについて。冒頭で触れたようにMMFっていうのは次の頭文字を取った言葉です。マネーのM、マーケットのM、ファンドのF。このMMFですね。注目ポイントはF、つまりファンドっていう文字ですね。ファンドというのはお弁当パックみたいなものです。お弁当パックにはご飯やハンバーグ、卵焼き、煮物みたいな感じでいろんな食べ物が詰まってますよね。同じようにファンドには株式や債券、不動産みたいな感じでいろいろなものが詰まってます。MMFはファンドなのでいろいろな投資商品が詰め込まれています。ポイントは詰め込まれているものの質です。お弁当も同じですよね。何々弁当っていう名前が大事なのじゃなくて、中に何が入っているかっていうのが大事ですよね。MMFの中身は預金や格付けの高い国債、格付けの高い社債みたいな感じでガチガチに安全性の高いものばかりです。お弁当で例えると、サラダ、サラダ、サラダみたいな感じで健康に良いものだけがぎっしり詰まっているイメージです。お肉とか天ぷらみたいにがっつり腹にたまった、めっちゃ元気出たし美味しかったっていうのはパワーはないんですけど、これで胃もたれや胸焼けを起こす可能性はほとんどないって言った感じですね。MMFは株式や不動産のようなリスクの高い商品を組み込んでおらず、元々リスクが低いって言われる債券の中で、もさらにリスクの低い債券のみを組み込んでいます。つまりMMFはこういうことを目的としたファンドです。可能な限り投資元本を維持しながら高い流動性を保ちつつ安定した収益を追求する。もう少し丁寧に言うと、元本保証ではないんですけど、元本割れのリスクは著しく低く、いつでも売ったり買ったりできるようにしつつ確実に利息を取るそういうファンドですね。なんだか使い道がありそうな気がしませんか。
  • 外貨建ての投資商品にはいろんなものがあるんですけど、リスクの小さい順に、預金、それから近いぐらい安全なのがMMF、そして債権、不動産、株式っていう感じですね。以上が外貨建てMMFの概要です。次のパートでもう少し具体的にメリットデメリットを見ていきましょう。
  • 外貨建て名々のメリットデメリット。まずはメリットを7つ紹介します。現状利回りが高い、福利効果が期待できる、安全性が高い、少額から投資できる、売買手数料がかからない、税金が有利、流動性が高い。この7つですね。順番に見ていきましょう。
  • 外貨建て名々のメリット1つ目、現状利回りが高い。動画作成時点においてドル建てMMFの利回りは約4%程度です。現預金や外貨預金の金利と比較してみると、三菱UFJ銀行などのメガバンクで0.001%、日本銀行などのネットバンクで0.1%、ソニー銀行のドル定期預金は3%から4.5%っていう感じです。ドル建てMMFはまさに高利回りの部類です。ただし、型や預金で型やドル建てのファンドなので、リスクの性質は違います。単純比較はできないのでご注意を。
  • ドル建てMMFの高利回りは一体何によって決まっているのか。それはこちらの表をご覧ください。これは米国債の利回りの一覧です。見てほしいのは、米国債3ヶ月4.82%、米国債6ヶ月5.08%の辺りですね。ドル建てのMMFはこういった短期金利に概ね連動します。短期金利が上がればドル建てMMFの利回りも上がる。短期金利が下がればドル建てMMFの利回りも下がる。タイムリーにこういう動きをするわけです。また後述しますが、外貨建て名々では0.7%程度の運用コストがかかります。短期国債の利回り4.8%から運用コストの0.7%程度を引くと、先ほど見た4%程度の利回りになりますね。
  • メリット2つ目、複利効果が期待できる。外貨建てMMFを購入すると、利息がもらえます。利息は基本的にキャッシュとして直接もらえるのではなく、毎月の月末に利息相当額が再投資されるって事になってます。複利の効果で雪だるま式に投資元本が増えていく仕組みですね。MMFを売却解約するときに、今までに発生した利息と元本がまとめて返ってきます。
  • メリット3つ目、安全性が高い。MMFは、元々リスクが比較的低い債券を中心に構成されており、また、格付けの高い国債や社債など、安全性が高い投資商品が詰め込まれています。そのため、外貨建てMMFは、投資家にとって、比較的安全な運用が可能です。ただし、MMFによって投資商品の構成が異なるため、必ずしも全てのMMFが安全性が高いとは限りません。投資をする際には、十分な情報収集が必要です。
  • メリット4つ目、少額から投資できる。外貨建てMMFは、比較的少額から投資が可能です。一般的には、数千円から投資ができます。そのため、初心者でも手軽に投資を始めることができます。
  • メリット5つ目、売買手数料がかからない。外貨建てMMFは、売買手数料がかからないのが特徴です。これは、MMFが株式や投資信託と異なり、一定の金額以上の売買を行う場合でも手数料がかからないためです。そのため、小額の投資でも、手数料による負担が少なくなります。
  • メリット6つ目、税金が有利。外貨建てMMFは、一定期間以上保有する場合、特別税率が適用されます。また、外貨建てMMFの配当についても、税制上優遇されています。これらの税制優遇措置により、外貨建てMMFは、投資元本を増やすための手段として、非常に有利な選択肢となります。
  • メリット7つ目、流動性が高い。外貨建てMMFは、いつでも売買が可能なため、急な資金需要にも対応できます。また、普通預金などに比べて、比較的高い利回りが期待できるため、短期間で資金を増やしたい場合にも適しています。
  • 以上が、外貨建てMMFのメリットです。次に、デメリットについても見ていきましょう。
  • デメリット1つ目、リスクがある。外貨建てMMFは、債券や国債を中心に構成されているため、リスクがあるといえます。また、MMFの運用元が破綻した場合、投資元本が失われる可能性もあります。そのため、投資をする際には、リスクについて十分に考慮する必要があります。
  • デメリット2つ目、利回りが低い。外貨建てMMFは、比較的安全な投資商品が中心となっているため、利回りが低いといえます。そのため、高い利回りを求める場合には、他の投資商品を選択する必要があります。
  • デメリット3つ目、為替リスクがある。外貨建てMMFは、外貨で運用されているため、為替リスクがあります。為替レートの変動により、投資元本が減少する可能性があります。そのため、外貨建てMMFを選択する場合には、為替リスクについても十分に考慮する必要があります。
  • 以上が、外貨建てMMFのデメリットです。メリットとデメリットを比較して、自分にあった投資商品を選択することが重要です。投資をする際には、自分自身でリスクについて十分に理解し、資産運用に取り組むことが大切です。

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