暗号資産市場に本格参入したPayPalですが、このニュースは今後の暗号資産市場と同社にとってなにを意味するでしょうか。海外の有名な投資系ブロガーの記事を紹介します。
記事概要
Blog source | MyWallSt Blog |
Article title | What Does PayPal’s Crypto Play Mean For The Business? |
Publish info | Posted on October 28, 2020 AuthorAndrew O’Malley |
URL | https://blog.mywallst.com/what-does-paypals-crypto-play-mean-for-the-business/ |
要約
ペイパル(NASDAQ:PYPL)は、最大手の決済会社の一つであり、先日、クリプトカレンシーの購入、売却、保有を可能にすると発表しました。これは同社にとって何を意味するのでしょうか?
ペイパルがクリプトカレンシーゲームに参入
近い将来、米国のPayPalユーザーは、Bitcoin(BTC)、 Litecoin(LTC)、 Bitcoin Cash(BCH)、Ether(ETH)を取引できるようになります。これは、PayPalのモバイル決済プラットフォームであるVenmoを介して利用できるようになるだけでなく、同社のネットワークの一部である2600万の加盟店で商品の支払いを行うことができるようになります。この機能は、2021年前半に米国以外の地域にも展開される予定です。
同社の株価上昇は何を意味するのか?
このニュースは、発表直後にビットコインの価格が約15%上昇したことで、クリプトコミュニティでもポジティブなものとして受け入れられました。また、他の暗号通貨でも10%~15%の上昇が見られました。これは、これらの暗号通貨が3億4500万人以上のPayPalユーザーに簡単にアクセスできるようになるため、暗号部門にとって大きな契機となり得るからです。
競合他社の中には、PayPalに遅れまいと仮想通貨への対応を始めているところもあります。例えば、Squareは最近、5,000万ドルを費やして4,700以上のビットコインを購入しています。
Is this a good or bad move?
確かに、支払プラットフォームへの暗号通貨の採用にはほとんど欠点がなく、PayPalによる取り組みは合理的であるように見えます。暗号通貨はこれまで以上に人気になっており、同社は、日常の買い物でこれをより簡単に使う機会を提供することになります。
ペイパルは、主流の決済会社の中でいち早く暗号通貨を本格的に取り入れたいと考えていることは明らかであり、CEO兼社長ダン・シュルマンは、今後、物理通貨からデジタル通貨への移行は「避けられないもの」としています。
著者
Andrew O’Malley